「クラック(ひび割れ)が結構あるんだけど、補修ってどんなことをするの?」
補修は仕上がった後には隠れてしまう部分ですので、どんなことをするのか疑問を持たれる方もいるかと思います。
今回の現場でのクラックや剥がれなどの補修方法を紹介します。
現場日記と共に、工事中のアレコレをご紹介したいと思います。
工事中のお客様に喜んでもらえる工事を行うことは勿論ですが、工事をお考えの方へ参考になる記事にしていければと思っています。
※この日記は工事の翌営業日に投稿を行っていますが、作業や内容により、前後することがあります。
新し工事が始まりました。…とはいっても、10日前からなので、工事はだいぶん進んでいます。
外壁工事までの流れをざざっとひと纏めで書いていきたいと思います。
今回の現場はの施工前の状態はこちら
外壁に細かなクラック(ひび割れ)が走っています。
大きなクラックではありませんが、僅かな隙間から水が浸入し、色落ちしている状態です。
触ると手が白くなります。
これはチョーキング現象と言って、旧塗膜が劣化し、塗料に含まれる顔料が樹脂からむき出しになった状態です。
雨戸もこの通り。
附帯の特に鉄部は熱を持ちやすい為、塗料の劣化も早くなります。
柱には塗膜の剥がれが見つかりました。
柱はぶつかったり、コンクリートから水がしみ込んだりして、剥がれたり割れたりしやすいです。
では、これらがどう施工されるか…実際に写真付きで紹介します。
【作業開始】
まずは高圧洗浄でチョーキングを除去していきます。
よーく見ると、チョーキングがしっかり洗い落とされているのがわかると思います。
この作業は、塗料の密着性を上げるための作業ですが、昔気質の職人の中には密着の良くするシーラーを塗るんだから、必要ないという業者もいます。
ですが、粉っぽさがある上に塗料を塗っても、密着が悪くなるのは素人でも想像できることだと思います。
高圧洗浄をしない業者は工事期間を短くする手抜き業者ですので、ご注意ください。
樋の中に砂埃が溜まって、カビ・苔が発生していましたので除去しました。
長期的に放置しているとゴミが詰まってうまく雨水が流れず、酷いときは樋が外れる事もあります。
お見積りに反映されていない作業ですが、足場がないと掃除できない部分ですので、お住まいを長く安心できるお手伝いとしては必要不可欠だと思っています。
もし、他業者で外壁塗装をされる際は樋の掃除もしてもらえているのか、確認をしてくださいね。
クラック(ひび割れ)にカチオンフィラーで補修していきます。
カチオンフィラーとは下地の割れや欠損などの凹凸を埋めて下地を調整する材料です。
カチオンフィラーを処理した後は、脆くなった部分が石のように硬くなります◎
柱部分もカチオンフィラーで固めていきます。
カチオン処理した部分に、吹き付けガンを用いてパターン(柄)を戻す作業をしています。
クラックや剥がれなどの下地処理が終わりました。
外壁を仕上げていきます。
今回使う材料はこちら
下塗り:水性ソフトサーフSG
上塗り:エスケープレミアムシリコン
エスケー化研株式会社の一番人気商品と言って良いのではないでしょうか?
【エスケープレミアムシリコン】
シリコン樹脂塗料にラジカル制御型技術(HALS)を添加したもので、従来のシリコン樹脂塗料と金額は変わらないものの、耐用年数を伸ばした材料となります。
メーカー期待耐用年数は14~16年ですので、従来の一般的な塗料が10年と言われていましたから、30年間での塗装回数が3回から2回に…1回分の工事がお得になるという計算です。
費用対効果を実感できる塗料ですので、人気なのも頷けます◎
下塗りのソフトサーフSGを塗っているところです。
既存の壁がスタッコ柄などの吹き付け仕上げの際に使う材料で、微細な美干割れにも追従して、その微弾性な性質が防水性にも発揮します。
また、簡単な柄付けもできますので、外壁のクラックはこの下塗りをしながらクラック補修跡を隠していきます。
中塗りと上塗りで仕上げていきます。
目地やサイディングのような凹凸がない外壁は塗り継ぎにムラが出やすく、一番難しく奥の深い壁だと思っています。
写真では真っ白に見えますが、エスケー化研㈱の標準色SR-419です。
SR-419 |
少し薄緑がかった白で、色名として近いのは「ホワイトリリー」です。
引き続き心を込めて作業しますので、今後の現場日記もご覧ください。
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