外壁塗装をお考えの方、ベランダの防水にも着目していますか?
意外と忘れやすいベランダ防水。
その中でも、今一番多いFRP防水のメンテナンスを今回は紹介します。
現場日記と共に、工事中のアレコレをご紹介したいと思います。
工事中のお客様に喜んでもらえる工事を行うことは勿論ですが、工事をお考えの方へ参考になる記事にしていければと思っています。
※この日記は工事の翌営業日に投稿を行っていますが、作業や内容により、前後することがあります。
2008年に 日本建築学会標準仕様になって以降、爆発的に増えている、FRP防水。
FRP(Fiber Reinforced Plastics)とは、ガラス繊維などの強化材で補強されたプラスチックで、一般に強化プラスチックと呼ばれています。
FRP防水のメリットは軽量なのに耐久性が高く、デザインや施工期間の短さも兼ね備えている事。
ただ、プラスチック素材の為、長時間の紫外線照射に弱いという弱点があります。
FRP防水に限った話ではありませんが、バルコニー防水は防水層の上から「トップコート」という保護膜を塗装するのが一般的です。
この「トップコート」によって、防水層を紫外線から守ることができるので、定期的なメンテナンスが必要です。
今回は、一番お手軽なメンテナンス方法「トップコート塗装」です。
今回使用する材料はこちら
日本特殊塗料㈱社の「タフシールトップ#300」
FRP防水のトップコート塗り替え用に特化したウレタン系トップコートです。
トップコートと聞くと、クリアー(透明)をイメージするかもしれませんが、防水のトップコートの標準色はグレー・ダークグレー・グリーンの3色です。
今回はグレーを使います。
【バルコニー防水 スタート】
では、工事スタートしましょう。
工事は2月20日~22日にかけて行いました。
まず、既存のトップコートを研磨していきます。
FRP表面の艶が無くなるまで目荒らしを行った後、掃除し、アセトン拭きを行います。
アセトンとは有機溶剤の一種で、除光液などにも含まれています。
FRP樹脂の中にはパラフィン(ワックス)が添加されていて、その油分がFRP防水の表層にあります。
油分と水は密着不足の原因!
トップコートの密着不足をおこさないように、アセトンでその油分を脱脂します。また、アセトンは同時に、水分も気化する特性があります。
この作業は手を抜かずに行わなければいけません。
トップコートを塗っていきます。
ゴミなどが入らないように気を付けながら、作業します。
トップコート2回目。
トップコートは仕上げでもあるので、平滑な表面になるように気を付けながら仕上げていきます。
エアコンのダクトが見えますが、浮かせたり動かしたりしながら作業しました。
バルコニー防水はメンテナンスのタイミングを間違えると、FRP防水からの補修となります。
そうなれば費用も高くなりますので、トップコートだけのメンテナンスをこまめに行うように心がけてください。
一般的に5年毎と言われていますが、床なので、日光がそこまで当たらない事も珍しくありません。しかし、その場合であっても10年程度毎のメンテナンスをお勧めします。
では、引き続き心を込めて作業しますので、今後の現場日記もご覧ください。
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