金属サイディングだから、錆が出てきて困ってる…。
そんな悩みがある方はこの物件の現場日記が役に立つかもしれません!
錆の原因はもらい錆…実は、それだけでもないんです!今回はそれに対して深堀りします!
現場日記と共に、工事中のアレコレをご紹介したいと思います。
工事中のお客様に喜んでもらえる工事を行うことは勿論ですが、工事をお考えの方へ参考になる記事にしていければと思っています。
※この日記は工事の翌営業日に投稿を行っていますが、作業や内容により、前後することがあります。
昨日UPした金属サイディングの塗装工事の続きです。
復習:金属サイディングはフリーメンテナンスと謳われて流通してるものの、表面保護をする塗膜の劣化・錆の発生でメンテナンスは必要!
錆びは鉄部のもらい錆が原因の1つとお伝えしましたが、他にもサイディングの切断面のもともと表面保護がされていない部分や、傷など保護膜が無くなったところからも錆は発生します。
サイディングは1メートルや2メートルなど規格サイズがあります。窓廻りなどはカットをしながら建物のサイズに合わせながら、ジョイント材で繋ぎ合わせます。
そして、水の侵入を防ぐ為にジョイント材の隙間にはコーキング材を充填しています。
金属サイディングはメンテナンスフリーと言われていますが、コーキング材は劣化しますし、劣化するとおのずと水が侵入し、金属サイディングの錆の原因に。
今回の建物でもコーキング材が劣化していました。
現場調査時のコーキングの状態がこちら
今回はこの隙間もコーキング材で補修していきます。
【作業開始】
では、2月26日 外壁の下塗りから作業します。
今回の外壁上塗り材料は
エスケー化研㈱社の「エスケープレミアムNADシリコン」の3分艶
弱溶剤型になり、水性の外壁塗料より若干匂いがありますが、耐久性・密着性が高くなります。
今回は金属サイディングを錆から守るのに適した弱溶剤塗料を使用します。
ちなみに、耐用年数は14~16年となります。
この材料の標準下塗り材は1液型溶剤塗料ですが、今回は2液型溶剤を使用しています。
2液型は硬化剤と混ぜることにより強固な塗膜を作ります。
それ故、耐久性が3年程UPすると言われています。
作業面から考えれば1液型の方が、便利なのですが、今回の建物は海に近い立地環境なので、潮風で錆が発生しやすい条件に当てはまります。
それも踏まえて、下塗り材の選定をより格上のものにしました◎
弱溶剤塗料は硬化剤を混ぜることで固まるので、乾燥(ここでは硬化)も早いです!
その後のコーキング作業も同日に行えました。
翌日、上塗り1回目作業に入りました。
ちなみに、同時作業で鉄部のケレン・錆止めも行っております。
ケレンは密着性を高めるための目荒らしの意味もありますが、今回は錆が酷く表面が凹凸しているので、その面を滑らかになるまでに念入りにケレンを行っています。
この地道な手間で仕上げの美しさが左右されます。
どうでしょう?つやつや滑らかに仕上がっていっています◎
この鉄部の上塗り1回目は先ほど行ったものです。外壁上塗り2回目も同時作業中!
仕上がりまでもう一息です。引き続き心を込めて作業しますので、今後の現場日記もご覧ください。
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